Tuesday, February 22, 2011

【旅ログ】Anawangin


フィリピンに来て仕事以外でよかったなと思うことが2つある。
1つはCouchSurfingに出合えたこと。
もう1つは週末に簡単に旅行できること。

先週末はそれが2つ合わさって、
CouchSurfingの友達とAnawanginという無人島でキャンプしてきた。
土曜の朝3時に総勢40人くらいがバス乗り場に集合。
バス、トライシクル、ボートと乗り繋いで、5時間程で島に着いた。

フィリピンでビーチというとBoracayやPalawanなんかが有名だけど、
Anawanginはガイドブックにも乗っていない、ローカルのみ知っている秘境スポット。
島にはコンビニどころか建物も電灯も1つもない。



食べ物は島に渡る前に市場で調達して、
炭をおこして料理して、
シャワーはないから代わりに海で身体を洗って、
昔のテレビ番組のサバイバーみたいな生活。


夜はBonfireを囲んでテキーラショットの嵐で、
気がついたら、朝テントの中で全身海水まみれで寝てた。
後で聞いたら、ビーチの浅瀬で爆睡しているのを友達が見つけて、
テントまで引きずってきてくれたらしい。


何人だか覚えてないけど、
上の写真の右上にいるTimは大学を卒業して4年間、
フルタイムで旅人をしているらしい。
旅して、日雇いで働いて、旅して、また日雇いで働いて、
いつまでそんな生活をするのか聞いたら、
「その場所に自分を引きとめる何かがあるまで旅を続ける」とのこと。
次の目的地は南極で、
そこに行くために観測基地のポジションに応募してると言っていた。

そんな生き方もあるんだなーと感心。
自分にはできないけど。生き方のひとつとして尊敬する。

マニラに来て心底思うけど、自分は旅が好き。
それは世界遺産を見るとかそういう旅じゃなくて、
残りの人生ずっと思い出話として残っていくような、
人に囲まれた旅が好き。

変に落ち着かず、一生ワイルドなライフスタイルを続けたい。

Tuesday, February 8, 2011

PDCAの罠

最近、日本人の先輩社員がPOCに来て、
現状の仕組みや組織の見直しを始めた。
そこで、「ベースラインを揃えること」の大切さを感じるようになった。

組織や仕組みはPDCAを重ねて、トライアンドエラーを重ねて、
より理想的なものへスピーディにカイゼンされていく。
ただ、スピードを意識し過ぎた、
やみくもなトライアンドエラーは逆に毒であることを忘れてはいけない。

今QからPOCではオペレーターをシフト毎にチーム分けして、
各チームにプロジェクトを担当してもらうことにした。
朝シフトはカルチャーチーム、
昼シフトは仕組み改善チーム、
夜シフトはデータ分析チーム、という感じ。

優秀なオペレーター達に単調なオペレーション業務をやらせるのではなく、
主体的に考えて、責任を持ってプロジェクトを担当してもらうというのが狙い。
Q,月毎に各チームにはゴールを設定してもらい、
しっかりマネジメントと進捗を確認してもらっている。

それを始めてから1ヵ月程経って、
各チームが責任を持って進めてくれているのはいいのだけれど誤算が1つあった。
それは問題解決力がみんな弱いこと。
本来、何かプロジェクトを進める上で、
・「あるべき姿」は何なのか?
・「現状」は何なのか?
・そこにある「ギャップ」をどう埋めるのか?
の3点を抑えるのが問題解決の第1歩。

なのに、殆どのチームがプロジェクトを始める上で、
「どんなツールが必要か?」とか「どんなイベント/セミナーをするか?」
といった点の話から入っていって、熟慮せずにそれをアクションに進めていってしまう。

アイディアを出すのはいいこと、
素早くアクションを起こすのはいいこと、
でも、あるべき姿、現状、ギャップを抑えていないトライアンドエラーは次に繋がらない。
ただのエラーで終わってしまう。

オペレーターにどんどん任せていくというのは、
今後のPOCの成長に欠かせないこと。
でも、その前に彼女、彼等の知識、能力のベースラインも揃えていく必要がある。

立ち上げのときは優秀なオペレーターに任せて勢いで何とかなった部分があったけど、
いまの段階はもっとレベルの高いものが要求されている。
オペレーター、特にミドルマネジメントへの問題解決教育は急務だと思う。


日々の業務に忙殺されず、7つの習慣でいう第2領域をしっかり着手していく。
それがマネジメントにとって非常に大切なこと。
目先のスピードではなく、長期的なスピードを加速させる意識が大切。