Tuesday, August 31, 2010

責任感



フィリピンに来た日からもうちょっとで4ヵ月くらい経つ。

当初は現地企業の会議室を借りて、
ゴキブリとかいっぱいでるオフィスに3人で作業してたのに、
今じゃ広いとは言えないけど、内装のデザインから自分達で作り上げたオフィスに、
15人のメンバーで作業してる。

何とも言えない感覚。
きっと子供を産んだ母親もこんな感じなんだろうな。

昨日、オペレーターの1人の誕生日でサプライズでバースデーパーティをしたんだけど、
それでさっき彼女の写真をfacebookで見てた。
そしたら、昨日の夜に家族で誕生日パーティをした写真も載っていて、
仕事では見えない彼女の家族の顔とか家の風景が垣間見れた。

彼女はUniversity of Philippineっていうフィリピンでトップの大学を卒業しているんだけど、
その割に(その割にって言ったら失礼だけど)家はあんまり豊かな感じではなくて、
両親が頑張って彼女のために働いて、娘を大学に行かせたんだろうなっていうのが伝わってきた。

それを見て、
これからの彼女の将来とか、家族の期待とか、キャリアプランとか、
そんなものが全部ひっくるめて自分達の肩に乗っているんだよなと再確認。

何とも言えない、これまでに感じたこともない責任感。
中途半端は許されないね。頑張ろう。

Sunday, August 15, 2010

グローバル人材

先週の日曜だけど、
世界一周旅行に向けてフィリピンで英語修行中の、
元タダコピ立ち上げメンバーの太田君に会った。

日本の大学ではもう相当有名らしいこのタダコピという会社。
友達に聞いたら大半の人が知ってた。
それを立ち上げたのが自分と同い年だったなんて驚き。

太田君はそんなタダコピを辞めて、世界一周の旅に出るらしい。
ただの世界一周旅行ではなく、世界で活躍している日本人に会うためのいわば武者修行で、
サムライバックパッカープロジェクトって呼んでた。
http://samuraibp.com/

そもそものモチベーションは日本で会社を経営していて、
よく言われる日本の閉塞感に疑問を感じ、
また、海外で働く先輩に感化されて、
グローバルに働ける人間になりたいと思ったことからだそうだ。

自分自身が世界で通用するように、
グローバルコミュニケーションを身につけて(語学とか、プレゼン力とか)
世界中に友人を作って
世界というものを肌で感じるために、
世界一周という決断をしたって言ってた。

自分も大学の頃から、
世界で自由に働ける人間になりたいとか、
世界中に友達がいて、アジアを拠点にビジネスをしたいとか、考えてたけど、
彼みたいにめちゃくちゃ深く自分の頭で考えて、
人とぶつけ合って、しかも具体的なアクションに落とし込めてはいなかったなと、
さっき彼のブログとプロジェクトの発表会のビデオを観て刺激を受けた。
http://blog.livedoor.jp/mohideki/archives/51722037.html

やっぱり最終的には「個の力」がないと何もできないんだから、
個人でサバイバルする力をつけなきゃ何て言いながら、今はフィリピンで働いてるけど、
彼みたいな明確なビジョンと具体的なアクションを取れているかというと、
仕事に忙殺されてアップアップであまり出来てない。

彼が言うに日本の若者は魚の群れみたいらしい。
潮の流れに沿って群れで泳ぐ魚のように、
何となくこっちでいいんだろうとか、
みんなこっちに行ってるから自分は合ってるんだろうとか、
自分の頭で深く考えることを辞めて流れに乗って生きている。
もしかしたら群れは地引網のネットに向かってまっしぐらに泳いでるかもしれないのに。

うーんと考えさせられる。
これから自分が何をするにしろ、彼とは会えてよかった。