Thursday, January 6, 2011

信頼と想い

 

今日上田さんと、RPAという組織の中でPOCはどうあるべきなのかを改めて話し合った。
去年も同じようなことを議論してはいたのだけど、
・日本人マネジメントの指示なしで主体的に成長できる組織。
・クライアント視点で動けるオペレーション。
この2つが今の組織の成長の肝になると再確認。

ただ、去年の立ち上げから「主体性」「クライアント視点」というのは、
何度も切り口を変えて策を打ってきたのだけれど効果はイマイチでていない。

働いているオペレーターはもちろん皆優秀だし、
いまは普通に業務を回せている。
ただ、オペレーションセンターという組織柄か、
僕たちのマネジメントが何だかんだでトップダウンだったからか、
指示待ちの人、クライアントの要求を簡単に断ってしまう人がいる。
ポテンシャルがあるのに、
それを発揮できていないのは明らかに僕達のミス。

では、その問題を具体的にどう対処すればいいのか話し合った。
今日出た結論は至ってシンプル。
1つは、彼女達に仕事を任せるということ。
主体的に動いてもらいたいのに、仕事をいつまでも「与えている」のでは誰も自ら進んで意見を出すわけがない。
僕達はオペレーターをもっと信頼して、彼女達にプロジェクトを任せる必要がある。

いってしまえば、僕達は彼女達に成長する機会を、場を提供するだけ。
中心になって動くのは彼女達で、僕らマネジメントはそれをサポートするくらいのスタンスの方がいい。
自ら動ける人間になってもらうには、僕達がもっと彼女達に任せることが必要。

もう1つは、いかに全員がHappyになれるか考えてもらうこと。
つまり、自分達の役割は、RPAのビジネスに関係する人、会社全てをHappyにすることなんだと共有すること。

いままではもっとクライアント視点でオペレーションをしてもらうために、
30分以内に見積を返す」とか「クライアントに価値を提供する」とか話してきた、
でもそれはきっと、細か過ぎたり、ざっくりとし過ぎたりしてで伝わらなかった。
何というか、とにかく僕達のメッセージはオペレーターに響かなかった。

多分僕達は複雑に考え過ぎていたのかもしれない。
もっとシンプルに、感覚でわかる言葉で伝えることができるはず。
いろいろ考えて、最終的に「Happy」という言葉に行きついた。
Fun
でもなければ、Valueでもない。Happy

これから何かあったときには、
「僕達のしていることはクライアントをHappyにしているのかな?」
とオペレーター達に問いかけてみたい。

また一方で、POCのカルチャーを作るために、
「僕達のしていることは僕達自身をHappyにしているのかな?」
と同じように問いかけてみたい。

フィリピンで働いていて思うのが、
ここではマネジメントの理論とか、
ロジカルシンキングのフレームワークとか、
そういったものが通用しない。
地頭はすごくいい。でも、なんというか皆興味を持ってくれない。

フィリピンの人に動いてもらうには、
もっと感覚でわかるような言葉で、ストレートにメッセージを伝える必要があるんだと思う。
フィリピン滞在も残り2ヵ月程。
もっと彼女達を信頼して、ストレートに想いを伝えて、いいチームを作っていきたい。

2 comments:

  1. なんかできることがあったら協力しますよー

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  2. コメントありがとうございます。
    加藤さんのブログから既にめちゃくちゃ学ばせてもらってます。w
    サーフィン楽しみにしてます!

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