Saturday, November 20, 2010

【本レビュー】 7つの習慣

以前、レアジョブの加藤さん とお話したときに、
レアジョブでは社員育成のために、スタッフ全員に7つの習慣を読ませていると言っていた。
社員の社会人としての基礎作りという意味では、この本とすごく勉強になるとのこと。

ウチはオペレーターの8割程が新卒。
いつも元気なのはいいのだけど、まだ少し学生らしさが残っているというか、
「働く」ということへの理解が薄いんじゃないとと思うことが度々ある。

ということで、うちもオペレーターに7つの習慣を配り読ませることにした。
フィリピンでビジネスを成功させているレアジョブからは、
会社制度のフリーランチミドルマネジメント用マニュアルまで、
本当にいろいろパクらせて、学ばせてもらっている。

スタッフに読ませておいて自分が読まないわけにはいかないので、自分も一通り読んでみた。
日本語版を読んだときは、正直何か漠然としてよくわからんなーという感じだったんだけど、
今回英語版を読んで逆にすっと理解できた。
社会人になったからなのか、かしこくなったからなのか、
元々アイディアが英語で作られているからなのか、謎。

タイトル: The 7 Habits of Highly Effective People
著者:   Stephen R. Covey

まとめ:
正直、自己啓発本って実践しなきゃ何の意味もない。これもその類。
まず自分が自立して、そして周囲を巻き込めるような人間になりましょう。
そして、そのためにはこの7つのことを習慣的に行いましょう、という内容。


7 Habits Paradigm

この本のエッセンスはP/PC Balance Principleという考え方。
P=Production, PC=Production Capabilityの略。
大きな成果(P)を出すためには、その源泉(PC)となるものにコツコツと投資し、
維持していく必要があるということ。

例えば、金の卵を毎日1個産むニワトリがいたとする。
その金の卵=成果になるんだけど、
その成果を求め過ぎて、無理やり1日2個卵を産むようにしたり、
待てずにニワトリを殺して出てくる前の卵を取ったりすると、そもそもの成果を生み出す源泉が壊れてしまう。
本当にするべきなのは、そのニワトリが外敵に教われないように籠にいれたり、
十分な餌を与えて健康を保たせること。

この7つの習慣も同じこと。
よい人間関係を築き、仕事でもプライベートでも成果を出す(=P)には、
筆者が挙げる7つの行動規範を継続的に実行する(=PC)必要がある。
何となく、この前読んだお金と人生の真実の未来のキャッシュフローを作るという考えに似ている。

つまりは、下の図でいうとSection IIの部分にもっとリソースを割きなさいということ。

このP/PCの考え方はオペレーションセンターにも活かせると思う。
自分視点で言えば、
・ 組織のカルチャーを作っていくためには、もっとマネジメントとオペレーターと話し合う時間を割く必要があるし、個々人の教育も必要。
・ オペレーションの効率化をするには、オペレーターの業務効率を上げるだけでなく、根本のオペレーションフロー改善にもっとリソースを注ぎ込む必要がある。などなど。

オペレーター達はこれを読んでどんなことを思ったんだろう。
来月頭のクリスマスパーティが終わったらディスカッションしたいな。



*ちなみにレアジョブは最近知名度も上がってきたオンライン英会話業界の最大手。
1レッスン129円、1ヶ月5000円でスカイプを使ってとマンツーマンレッスンが受けられるサービス。
実体験から言えるけど、英語習得のカギは質より量。オススメです。





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