Monday, November 1, 2010

【映画レビュー】 Outsourced





会社の研修とアメリカ出張のため今日から1週間だけ一時帰国。

今回もいつも通りマニラの渋滞に会わせてアパートを出たんだけど、
祝日だったせいか全く道も混んでなく、結局空港に搭乗時間の3時間も早く着いた。

いつもは本読んだりPCに落とした映画とか観て時間を潰してるんだけど、
今回は先月買ったiPadが大活躍だった。
というか長時間の飛行機移動にiPadって最高のツールだと思う。
iTunesでレンタルした映画は観れるし、Kindleアプリで本も読める、そしてもちろん音楽も聴ける。
いままで本とか、ラップトップとか、iPodとか、
座席に座るときにゴソゴソ用意してたものが1つのデバイスで全部補えちゃう。
これでwifi使えたら完璧なのになーなんて思ってしまうんだけど、そんな日が来るのも早いかもね。

そのiPadで今日観たのがOutsourcedって映画。
コールセンターで働くマネージャーが
アウトソース先のインドに飛ばされて、
そこでいろいろと異文化理解だ、恋愛だみたいな感じのまったりとしたコメディ。
この映画を元にしたTVシリーズがいまアメリカでやっていて、それも流行っているみたい。





自分もフィリピンでアウトソース業務をしてるので、タイトルを見ておっ!て感じだったんだけど、
映画自体はアウトソーシングって社会の流れをネタにした普通のコメディだったんで、ちょっとがっかり。
まぁ普通のコメディだし、それが当たり前なんだけどね。
アウトソースって言葉に自分がちょっと敏感になってただけだった。


話の中身は、アメリカ式のマネジメントを持ち込んで全然うまくいかなくて、
「インド人使えねー」みたいになってたときに、現地の文化を理解する必要性を感じた主人公。
そこから、現地スタッフにもっと自分達のスタイルで働くように薦めたり、
スタッフとのコミュニケーションも増やして、当初は絶望的だった目標数字にも達成。
しかも、可愛いい現地スタッフともいい感じの仲になっちゃったりして、いいこと尽くし。
そんな簡単じゃねーよバカヤローとiPadを床に叩きつけたくなったりしたけど、
現地の文化を理解しないとその土地でマネジメントなんてできない、ってところはすごく同意。


ただ文化を理解するって、その土地のお祭りとか、食習慣とかを知るみたいな、
教科書に載ってるような表面的なことではないとは思うけどね。
「文化=その土地の人の考え方」だと僕は思っていて、
文化を知るには、その人達が何を考えているか知る必要がある。
でも僕達外国人がそんなこといくら考えてもわかる筈がない。
だから、質問することが凄く大切。
これなんでこうなるの?とか、
これ僕はこう思うんだけど、あなたはどう思う?みたいな質問を連発することが異文化理解だと思う。


ある程度の困難を乗り切れば、後はとんとん拍子でうまくいくさ!
みたいなハリウッド的な軽さが鼻についたけど、
ストーリーと今の自分の仕事が少し被っていてある程度楽しめた。

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