Tuesday, December 7, 2010

フィリピンのクリスマスパーティ(会社版)

「フィリピン人はクリスマスに命賭けてる」
といっても過言じゃないくらい、フィリピンでクリスマスは盛り上がる。

・国民の8割がカソリック
・イベント、お祭りが大好きな国民性
・家族と過ごせる時間を大切にする(フィリピンでクリスマスは家族と過ごす)
そんな要素が全て絡みあって、
ber month(語尾にberのつく月)と呼ばれる9月から、街ではクリスマスソングが流れ出す。
12月にもなると、クリスマスを過ごすためのお金欲しさから犯罪や強盗の数も多くなり、
街に溢れる物乞いの数も心なしか増えてくる。

会社にとっても、クリスマスイベントは一大イベントで、
どんなクリスマスイベントを開くかで従業員の会社への満足度が変わるというくらい。
なのでウチも1ヶ月くらい前から「Project Santa」というプロジェクトを立ち上げ、
場所の確保やら、コンテンツの決定、出す料理のチョイスまで、事細かに進めてきた。

通例として、フィリピンの会社のクリスマスパーティでは、
出し物、プレゼント交換、ゲームみたいのが鉄板のコンテンツになっているので、
うちも以下の内容でパーティを進めていった。
パーティ1部
・ホストからの挨拶
・ディナー

パーティ2部
・社員の出し物
・プレゼント交換
・ゲーム
・クリスマスバスケット贈与

進行役は自分とSandy

コーラス&ラップのパフォーマンスw

謎の目隠しバナナゲーム

プレゼント交換の後に何故かスピーチ

会社からクリスマスバスケットのプレゼント

*フィリピンではクリスマスを家族と一緒に過ごすので、
会社のパーティではこういう食べ物の詰め合わせバスケットを送るのが通例になってる。
季節になるとパスタとか、パイナップルの缶詰とかの詰め合わせのバスケットが、
スーパーでこういう風に陳列されてる。


ひとりひとりにプレゼント

うちの会社は組織カルチャーというものを特に意識しているので、
こういう大きなイベントには結構力を入れるようにしてる。
どんなイベントをしたいかスタッフと一緒に考え、一緒に企画し、一緒に実行する。

でも、「楽しいから」だけでやっているのではなく、
こういうイベントもう組織への投資活動の一環でもある。

オペレーションセンター、アウトソーシングというと、
ある程度の質を確保しつつコストは抑えれるだけ抑える。
完全マニュアル化で受け身な社員。
究極のトップダウンマネジメント。
なんていうのが一般的によくあるケース。

でもうちは、
少数精鋭でスタッフの教育、組織のカルチャー作りには積極的に投資
ある程度のマニュアル化はするがスタッフの主体的行動を推奨
問題があれば都度マネジメントがスタッフに相談しにゆき、現場の声を聞く
という方向性でやっている。

「あれをやれ、これをやれ」というのではなく、
現地スタッフ自らが案を持ち寄って組織をよくしていく仕組み作り。
これが僕達の進めている理想のオペレーションセンター。
だからこそ、今回のクリスマスパーティみたいなイベントは、
組織内のコミュニケーションを活発にさせるという意味ですごく重要。


フィリピン人を主体的に動かすなんて無理だよ。
そんなことしてもすぐ辞めちゃうし、意味ないよ。
なんて言われたりするけど、僕はそう思わない。
僕達外国人が外国で組織を作るのに大切なのは「対話」だと思う。
対話がなければ、そこに信頼関係もない。
そんな状況で自国の仕事観、組織論を押し付けてもうまくいくわけない。
大切なのは何よりもコミュニケーション。

とにかく、今回のクリスマスパーティはスタッフみんなに楽しんでもらったみたいでよかった。
いまはプロジェクト運用フローを大幅に変えたり、
試用期間の社員がごっそり正社員になったりと、いろいろ過渡期なんだけれど、
徐々にだけれど、いいチームができてきてるなと実感する毎日。

最後は全員で集合写真

2 comments:

  1. すごくお久しぶり♪2007 Cisco Summerインターンで一緒だったあきこだよ、覚えてる--??
    ブログ見ました。Employees Satisfaction素晴らしいね!!
    写真見ただけでもめっちゃ楽しそうな雰囲気が伝わってくる。
    こういうの大事にしたいね。

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  2. @あきこ
    おー!かなりひさしぶり!!
    コメントありがとう。

    スタッフとのコミュニケーションは魂込めてやってるからね。
    仕事は人の倍できるけど、家族みたいな雰囲気のあるチームを作りたいんだ。

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