Tuesday, September 27, 2011

Typhoon Pedring

マニラに来て台風はもう慣れたもんだと思ってたけど、今回の台風はさすがにデカかった。
昨日の夜から風と雨が寝れないくらいガンガン窓を叩き付けてて、
朝起きたらトイレの屋根の一部が剥がれてたくらい。



朝になっても雨と風は強くなるばかりで、
台風の強さも最大レベル4のうち3まであがってた。
フィリピンの殆どの会社は休みになっていたみたいだけど、
うちはお客さんが海外しかも24時間稼働なのでそうもいかず、
暴風雨の中出社できる社員には来てもらって何とか動かした。

ただそれはいいのだけど、
「私は家が遠いから2シフト連続で働くので、明日は休みたい」とか、
「家が浸水してるので明日は出社できない」とか、
勝手なことを言い出す社員が多くて、
シフト調整とか出欠勤連絡とか、本当はアドミンやミドルマネジメントがしなきゃいけない仕事に、自分が首を突っ込んで対応する必要があった。

少ないスタッフで24時間回してるので仕様がないことなんだけど、
こういうタスクは早く現地スタッフに任せて問題なく回るようにしないとな。

Friday, September 23, 2011

【旅ログ】Boracay



先週の週末を挟んで4日間、夏休み休暇を使ってBoracayに行って来た。
フィリピンに来る前はその存在すらしらなかったけど、
フィリピンのビーチと言えばBoracayかPalawanって言われるくらい有名。

でもビーチだけでなく、シュノーケリング、パラセーリング、スパ、バギーカーといろいろ遊べた。しかもホテルもそれなりのところに泊まって、今回の旅の出費は1人4万とか。

せっかくなのでBoracayの観光情報をざくっとまとめてみた。

1. 航空券

マニラからBoracay(Caticlan空港)に行く航空会社はAirphil ExpressCebu Pacificの2つ。
今回はAirphilを使ったけど値段は大きな差はない。
オフシーズンだったから往復で約5000peso(1万円)。

2. 空港からBoracay島まで

空港についてからBoracay島までは、Tricycleとボートを乗り継ぐ必要がある。
今回は土地勘がなかったから、空港で道案内のキャッチのおっちゃんに捕まって、
その人にガイドしてもらったんだけど、正直ガイドはいらない。
空港からボート乗り場まではTricycleで10分くらいで100peso。
ボートは1人25pesoでそれプラス環境税25peso。
Boracay島のボート乗り場からホテルまで100peso。
合計250pesoとかで行けるんだけど、キャッチのおっちゃんには900pesoも要求された。
絶対自分達で移動した方がいい。

3. ホテル

BoracayのビーチはStation1, 2, 3という区分があって、
ホテルのレベルはStation1にあるのが1番高くて、その次にStation2、3という順。
今回僕達が泊まったのはStation2にあるRegency Lagoon Resortというところ。
ビーチには面してないんだけど、大きなプールがあって、しかもプール中にバーがある。
他のホテルも見てみたけど、個人的にはここが一番気に入った。
1泊4800pesoでそんなに高くない。かなりお薦め。

4. アクティビティ

Boracayのビーチには、アクティビティショップを斡旋紹介するキャッチのおっちゃんがいっぱいいる。歩いていると1分毎に違うキャッチに声をかけられて鬱陶しいし、外国人だとわかると明らかにふっかけてくる。
でもなんだかんだいって、移動とか手続きとかメンドクサイので、アクティビティするならキャッチのおっちゃんは使った方がいい。
今回は彼女が値切ってくれて、パラセーリング、ヘルメットダイビング、バギーカーと3つやって、結局全部言い値の半分以下になった。
パラセーリング:1500peso
ヘルメットダイビング:500peso
バギーカー:500peso

5. その他



基本的にBoracayですることといったら、ビーチ、バー、スパ、ウォーターアクティビティとか。それ以外で個人的に気に入ったのは、Regency Lagoon Resortの裏にあるD talipapaっていう魚市場と食堂が合体した場所。
食堂でメニューを見て注文したら、「じゃあこの魚とこの蟹を買って来て」とか言われて、市場で自分で材料を選んで買ってくる。その場で料理してくれるからすごい新鮮だし、ロブスターとかデカくて安い。



予想を超えてBoracayはやたらよかった。
マニラから飛行機で1時間だし、行こうと思えば週末とかにふらっといける。
こういう遊びができるからアジアは面白い。

Thursday, September 15, 2011

アジアで起業

今日の日経ビジネスで
「「アジアで起業」第2次ブーム到来。隙間だらけの市場に打って出る」
って記事があった。

日本のマーケットはもう頭打ちで、
しかもそのマーケットをかなりレベルの高い企業が奪い合ってるから、
相当なテクノロジーか飛び抜けたビジネスモデルがないと勝っていけない。

一方、中韓を除くアジア諸国は、マーケットもでかく急発展中。
しかも、発展途上なだけにビジネスチャンスがゴロゴロしてる。

そのアジアで活躍する日本人起業家の一例で、
ホーチミンでピザ屋をやってる益子さんが紹介されてた。
僕も今年の春にホーチミンに行ったときに会った面白い人。


アジアにはビジネスチャンスがたくさんある、というのは間違ってない。
でもブルーオーシャンなマーケットだから、その分成功確率が高いか?といったらそんなことない。
アジアでビジネスをするには、言葉や文化の問題だけでなく、未発展なインフラ、不安定な政治等のカントリーリスクなど、問題は山ほどある。それに、優秀な中国・韓国・または欧米企業が直接の競合になったりもして、相当大変。特にベンチャー企業は、日本だと、言葉、文化、地理などいろんな要因で、海外の企業と真正面で戦うということはあまりないので。だから相当タフじゃないとやっていけない。

でもこれからの流れは絶対アジア。
日本も一応アジアの一部なんだから、地の利を活かして「日本人がアジアで成功する」というストーリーはどんどん増えていってほしい。

Wednesday, September 14, 2011

Tech Crunch Disrupt 2011


Tech Crunch Disrupt 2011が面白い!
何かというと、テクノロジー系ニュースサイトTech Crunchが年に1回開催している、
世界一でかいビジコンのこと。今年はSFで開催してる。

選び抜かれた世界中のスタートアップが一堂に集まって、
自社のビジネスをピッチしてる。

「テクノロジーを使って世界を変える」と本気で考えている人達。
かっこいいなぁ。負けられん。

Sunday, September 4, 2011

メンバーの抜擢と職場の安定感

フィリピンでチーム作りをしていて、
・現地人のミドルマネジメントを育てること
・向上心を持ってもらいつつも、競争意識は起こらないようにすること
は凄く大切だと思う。

まず、ミドルマネジメントを育てる必要があるのは、
日本人マネジメントだけでローカルチームを引っ張るのは限界があるから。
チーム作りをするうえで、いくら頑張っても乗り越え難い壁が存在する。

まずは言語の壁。
フィリピン人がいくら英語がうまいとはいえ、やっぱりタガログ語の方がコミュニケーションがとりやすいという人の方が多い。いくらお互い英語ができて、日常のコミュニケーションで問題なくても、お互い第二言語でコミュニケーションをとるには限界があるし、言葉によるちょっとミスも積り積ると結構なストレスになる。
次に距離感の壁。
日本人マネジメントがいくらフレンドリーに接しても、そこには雇用者と被雇用者という距離感はなくならない。そのためなかなか本音で話してもらうことが難しく、誰が何を悩んでいるのかとか、どこでどういう問題が発生しているのか全て把握するのができない。

当然だけど、フィリピン人の考えはフィリピン人が一番わかる
だから、この人は信用できると思った人は積極的に責任範囲を広げていって、育てていって、ミドルマネジメントとして動けるようだと判断したら、その人に任せるべき。
最近うちでも信頼できるメンバーをミドルマネジメントのポジションに抜擢して、グンと組織の安定感が増したように感じる。ただ僕達マネジメントとミドルマネジメントのコミュニケーションは通常の何倍も気をつけてする必要がある。

そうやって限られたメンバーを抜擢していくと、自然とチームの中で競争意識がうまれてくるんだけど、こちらとしてはなるべく競争意識が過剰にならないよう注意してる。
こっちでインターンの面接やメンバーの振り返りメンバーをして感じるのは、
フィリピン人は概して個人のキャリアより、職場の雰囲気を仕事をするうえで重視するということ。

有名なマズローの欲求段階説では、
欲求のレベルには5段階あって、上から順に、
・自己実現欲求
・自我欲求
・社会的欲求
・安全欲求
・生理的欲求
とある。

日本やアメリカは社会が充実しきっているので、
多くのビジネスマンは、自己実現や自我欲求を仕事をするうえでのプライオリティに入れる。
でも、フィリピンまだ発展途上の国なので、
いかに生活していくか、家族を養うかという安全欲求にフォーカスしている人が多い。
うちのスタッフも20代前半ではあるけど、親が仕事がなかったり、
兄弟姉妹がたくさんいたりで、既に家族の稼ぎ頭になっている子が多い。

なので一般的なフィリピン人は、キャリアプランよりも、
居心地のいい職場環境や、福利厚生の充実など、
職場の安定感が仕事を評価するうえで重きを置いているように感じる。

メンバーを抜擢して責任範囲を広げていくことと、
安定した職場環境を維持していくこと、
というのは相反することで、どちらかに寄りすぎてはチームがだめになる。
なので、マネジメントは気をつけて舵取りをする必要があるなと最近感じる。

Thursday, September 1, 2011

SVトライアル


いま僕はマニラのオペレーションセンターで、見積チームマネジメントを担当している。
具体的チームがしていることは、世界各拠点からくるクライアントのプロジェクト依頼に、
24時間稼働で対応し、オンタイムで見積を返すということ。

言語は全て英語で、基本的にメール対応。
24時間のオペレーションは3シフトでカバーしていて、
1シフトにSupervisor(SV)とOperator(OP)の2人いて、合計で6人のメンバーがいる。

それで、以前ちょっとしたトラブルがあってSVの1人が辞めてしまったので、
しばらくの間SVの枠が1つ空いていた。
なので昨日まで3週間、OP全員が新SVの座をかけて競い合うSVトライアルをしていた。

評価基準は3つだけで、
1、実務
2、業務データ分析、業務改善アイディアのプレゼン
3、インタビュー

実務はみんなある程度経験があるだけあって、問題なくこなしていたので、
注目したのは2のプレゼン。


(プレゼンの様子)

業務改善のパートは、毎日オペレーションをしているからこそ見えてくる鋭いアイディアが多くて、シフト間の引き継ぎの仕組み化や、見積もりノウハウの蓄積、クライアントとのコミュニケーションなど、こっちが逆に勉強になった。

ここでも書いたけど、
組織の統率を意識しすぎてトップダウンなコミュニケーションになりがちなんだけど、
小さい若いチームなんだから、こういう機会を設けてでも、
全員の意見を組み入れて業務をカイゼンしていく必要があるなと感じた。

3週間のトライアルを経て最終的に決まったSVは若手メンバーのRiza。
(照れてる)

組織の中でSVになるのは業務経験が長い人順、
みたいな変な雰囲気があったのだけれど、
1年以上働いている他のメンバーでなく、入社半年程の彼女にSVになってもらった。
今回のトライアルでも人一倍の頑張りを見せていたし、
現状を鵜呑みにしないで常に疑問を持って、しっかり提案もできる。
頼りになる新SV。期待してます。