Saturday, March 24, 2012

フィリピンのインターネット裏技 (常識?)

最近、2年近く使い続けたNokiaの白黒画面の携帯から、
念願のスマートフォンに乗り換えた。
買ったのはSamusungのGalaxy W。
ドヤ!

iPhoneはMicro SIMしか対応してなくて、
他のアジアの国に行ったときに使いずらそうなので断念。
ネット接続は期待してたよりも大分遅いけど、
移動中にネット使えるだけでかなり有り難い。


ただ、何も気にせずバシバシとネットを使っていったら、
いつもあっという間に携帯のロードがなくなってしまう。
Prepaidなのでいつもコンビニで500ペソとかチャージするんだけど、
2週間で既に2000ペソくらいなくなった。下手したら日本より高い。


友達にそれを相談したら以下の裏技が判明。
1. データパケット設定をオンにしてると、ネットが常時接続されているので、
ロードがもの凄い勢いで減っていく。(これは常識らしい)
→Prepaidの場合はデータパケット設定をオフに
2. 僕の使っているGlobeという通信会社には、POWERSURFという定額データ使い放題のプランがある。(これも実は常識らしい)以下がプランの一覧。




このプランのKeywordを8888にテキストするとすぐにConfirmationメールが送られて来て、
その瞬間からデータ使い放題サービスがスタート。
これと同じことが、フィリピンでよく使われてるポータブルwifi USBスティックでもできる。


これなしてスマホをPrepaidで使うのはめちゃ高いし、
マニラはカフェとか公共の場でwifiは少ない(あっても故障してる)ので、すごく便利。

Wednesday, March 21, 2012

Founders Drinks Manila

さっきまでe27主催の起業家向けイベントFounders Drinks Manilaに行ってきた。
スピーカーは元Tech Crunchのライターで、
現在は日本のテックベンチャーに特化したアドバイザーやVC活動をされているSerkan Toto
マニラでは珍しい起業家向けイベントなので結構楽しみにしていた。





ネットでは300人以上が参加登録していたけど、実際来たのは150人前後。
でも一般のレストランを貸し切りにしていただけなので、会場は満員。

イベントは
・ネットワーキングタイム
・Amazonの人のプレゼン
・Serkan Totoのプレゼン
という感じだったんだけど、
Amazonの人が何話すのかと思ったら普通に会社紹介していた。
なんで?って思ったけど、考えてみたらフィリピンでAmazonってあんまり知られてないから、起業家向けにAmazon web serviceの啓蒙活動をしたかっただけみたい。

Serkan Totoのプレゼンは、アジアのウェブ業界の今後の可能性について。
基本的にはそこまでビックリするような新しい内容ではなく、
「アジアマーケットはいいところも悪いところもあるけど、今後絶対伸びるよね」という話だった。
詳細は以下のスライドで。



イベントには100人以上の人が集まって、
フィリピンにこんなに起業家志向な人がいるというのは驚きだった。
ただ、Totoがプレゼンしてるときも、オーディエンスの多くが話を聞かず勝手に他の参加者とペチャクチャ喋っていて、それを見かねたシンガポール人の司会が、
"He came here all the way from Japan. Please pay respect to him and listen to his talk"
って注意してた。
なんというか、日本じゃ絶対見ない光景だと思う。

結構大半が新しいことにアンテナを張ってるビジネスマンなのだけど、
明確な目的なしに「何となく来た」人が殆どだったと思う。
緊迫感がないというか。
そういう意味でもフィリピンのスタートアップはまだまだなんだろうな。

ただ、こういうイベントに来る時点で結構スクリーニングがかかっているからか、
キャラが濃く面白い人との出会いもいくつかあって、フィリピンの違う一面を見させてもらった。

こういうイベントはフィリピンだけじゃなくて、もっと他のアジアの国のも参加してみたい。
というか、やっぱりこういうイベントでは「自分が立ち上げているビジネスはこれです!」
って言えた方が絶対楽しいと思った。

Saturday, March 17, 2012

マニラの週末

フィリピンに住み始めてもうすぐ2年。
最初は刺激的だったけど、さすがに2年もいると飽きてくる。

プライベートが中だるみすると仕事にまでも影響してくるので、
最近は意識的に新しい人に会ったり、旅行したり、イベントに出てたりする。
4〜6月には、Startup Weekend Manilaにもでるし、
Startup Asia @Jakartaにも行ってくる。

でもやっぱりなんだかんだで、
昼はカフェに行って本読んで、
家でお酒飲みながら音楽を聞くのが好きな週末の過ごし方かもしれない。
たまには頑張りすぎず気を抜かんとね。明日マッサージ行こう。





Friday, March 16, 2012

悔し涙

うちの組織には各チームの中にOperation Manager (OM) -> Supervisor (SV) -> Memberと3階層ある。
OMはチーム全体を管理して、SVは各シフトを管理するのが役目。

僕は基本的にOMと密にコミュニケーションをとり、
オペレーションはうまく回っているのか、
業務改善は進んでいるのか、
メンバーのモチベーションはどうかなど、
少なくとも週に1回は、業務の大枠から詳細まで1対1で話し合うようにしている。

そんなOMの1人が今日、月次目標の振り返りをしてるときに突然泣き出してしまった。
半ベソとかじゃなく結構号泣に近い感じでボロボロと。
僕はびっくりしてどうすることもできず、じっと彼女の話を聞いていると以下のことが分かった。

・あるSVの業務へのコミットメントが低く、パフォーマンスもでていない
いくらレクチャーをしたり、コミュニケーション量を増やしても彼女が変わらない

・そのせいでチーム全体のパフォーマンスも落ちて、マネジメントや営業からOMが詰められる
チームのパフォーマンスの責任をとるのはわかるのだけど、具体的に何をしていいかわからない

まとめると、チームをうまくマネジメントできずパフォーマンスがでず悔しい。。
努力はしているのだけど、いつもチームとマネジメントの板挟みで辛い。
ということだと僕は理解した。


フィリピンに来てから、こういうことは今までも何度も経験している。
うまくいっていると思ったら、実は自分の見えないところで問題が大きくなっていたりする。
そういった話を聞くたびに心臓をギュギュっと掴まれた気分になる。
「あぁ自分は現場をよく見れてなかったんだ」と裸の王様になった気分になる。


でも、こういった話をしてくれるメンバーがいることはすごく有り難い。
仕事で悔しいと涙してくれるメンバーがいることは本当に嬉しい。
僕がどうにかして彼女達の想いに答えんといかん。

もっともっといいチームを作りたいです。

Wednesday, March 14, 2012

Priorityをつけてください

うちのオペレーションチームには、世界中から1日何十件もの見積り依頼がくる。
見積1件あたり平均対応時間は1~2時間。
1シフトにあてられるメンバーは現状2~3人。(1日3シフト)
見積以外にもすることはあるし、普通に対応していたんじゃとても全部裁ききれない。


なので僕はメンバーに対して
「タスクにPriorityをつけてください」といつも言っている。
特に案件を采配するSupervisor(SV)レベルの人には、口を酸っぱくして言っている。
そう言うと、分かった風ではいるのだけど、
しばらくたって実際彼女たちの業務を注意深く見てみると、
残念ながら実践できていないケースが多くある。


ではPriorityとは何なのか。
突き詰めるとこういうことだと思う。

7つの習慣の第3の習慣「Put First Things First」のいうように、
1. 重要で緊急なこと
2. 重要だけど、緊急ではないこと
3. 重要ではないけど、緊急なこと
4. 重要でも緊急でもないこと
の順で優先順位はつけられる。

なので、どんなことが「重要」で、
どんな状態が「緊急」なのか、
それさえ共有できていれば、理論上は業務にPriorityは付けられるはず。


でも、SVの何人かは
・見積もりが難しいので気がのらず、後回ししてしまう
・他に好きなタスクがあってそちらを先にやりたい
など、その時の気分、感情がPriorityの付け方をおかしくさせている。


「感情/気分に左右されず、ロジックで優先順位を決める」
というのが正しい解決策なのだけど、
国民的に著しくEmotionalなフィリピン人にそれを実行してもらうことは難しく、
目を離すといつのまにか、おかしなPriorityをたててしまっているSVがいる。


なので、そもそもの「なんでPriorityをつけないといけないのか」を伝えようとしている。
でも、いくらクライアントのため、売上を上げるため、チームでゴールを達成するためと話しても、
クライアントとも直接会ったこともないスタッフが、
しかもオペレーションスタッフが、
そんなことを聞いても腹に落ちない。
スタッフ自身は凄く優秀なんだけど。。。

うーむ。困ってます。

Friday, March 9, 2012

Invisible Children

もしいまこのブログを見ていて、
30分時間を割けるなら、このビデオを是非見てほしい。




大学にいたときに、キャンパスでよくこのInvisible Childrenの集まりがあって、
何回か誘われたり、チラシを見たことはあるんだけど、
よくありがちなボランティア団体だよなと、気にすることもなかった。

知らないことは罪だというけれど、
このビデオを見てちょっと罪悪感を感じた。
世の中にインパクトを与えられることって、実は凄く身近にあったりする。