お店の増築により店内に小さな販売所ができました。
イーコマースを始める前に、まずは店頭で商品を販売してお客様のニーズをしっかり理解するため、最近はこちらの準備に注力しています。
在庫管理や販売促進のポップ作りなど、意外とすることは盛り沢山。
特に大変なのが現地企業を相手にしないといけないパッケージ制作。
前回も書きましたが、デザート用のカップは結局日本から輸入することになりました。
ただ全てを日本から買ってくると大変なコストになってしまうので、
できるものは極力現地で作るのが理想です。
以前、現地のデザイナーから提案を受けるも散々な結果だった紙袋。
まずはこちらから着手することにしました。
まず最初にしたのが紙袋ハンティング。
ホーチミンで集められるだけの紙袋を集めました。
同時に紙袋のサイズ、色、質感、デザインなどをチームで話し合い、
前回見つけた良さそうな紙屋さんと交渉。価格に関しては落ち着いたので、早速こちらで作った完成イメージのデータを持ってお店のデザイナーに依頼。ただ、ここからが大変でした。
こちらで作った大まかなイメージをAdobeのイラストレーターのソフトに落としてもらうのを後ろから見ていたら、ロゴの大きさも紙の色の設定がもの凄く適当。
全然こちらの用意したイメージと違うのに「これで印刷するけどいいよね?」なんて普通に言います。
心配で仕様がないので、デザイナーの後ろにベタ付きで「それもっと右!フォントは小さく!」と後ろから指示を飛ばします。データを作って、お店に戻ってチームと確認、修正点をデザイナーに伝えるも上手く伝わらず、またベタ付きで指示出し。これが何回か続きました。
データが出来上がっても印刷のクオリティも不安で、「とりあえずチームと確認する必要があるのでサンプルを1つ作ってください」と聞くと、「サンプルは作れるけど、それ以降変更はできないよ」とのこと。
それってサンプルの意味がないんじゃ…なんて思いながらも粘り強く交渉を続けます。
結局、工場に行けばサンプル用に1枚印刷してくれるとのことになり、バイクを飛ばして郊外の工場へ。
工場で待つこと十数分、サンプルらしき紙が登場。
細かく指定していただけあって色は一発OK。
遠かったですが、工場の衛生面も確認できて逆に良かったです。
整理整頓されたきれいな工場でした。
結局、僕自身が不慣れだったこともあり10回以上お店に訪問することになりましたが、
何とか紙袋も納得のいく物ができました。
ただ、こちらの紙袋はサイズとコストの関係で、正式に使用開始するのはもう少し先になりそうです。
いまは4P'sのチーズしか販売できていない味気ない販売所ですが、徐々にバージョンアップ予定です。
【立ち上げ準備 vol.13】小売パッケージ制作 (2)
【立ち上げ準備 vol.12】小売パッケージ制作 (1)
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