Monday, February 18, 2013

個人プロジェクト開始!


いまシンガポールにいます。
昨年末に会社を辞めて、1ヶ月程日本に帰国。
ランチと飲みで、日本にいる間はほぼ毎日誰かと会ってました。

会社を興して新規事業を立ち上げる先輩、
世界一周旅行から帰って本を出版する友人、
フルタイムで働きながら夜はプロのダンサーとして働く高校の同級生。
20代後半という貴重な時間を大切に、しかも大胆に使っている人達の話を聞いて、
僕自身、グニャグニャ考えてないで、自分が「いまするべき」と思うことを直感に従ってやろうと踏ん切りがつきました。

そして何をやるかというと、
東南アジアで自分が直感的に会いたい!と思う人に実際会いに行く旅です。

僕は成長するぞ!豊かになるぞ!というアジアの国の熱気が凄く好きで、
昔フィリピンで立ち上げをしてたときに感じたようなカオスな高揚感をもう一回味わいたいとも思っていました。
ただ、この先何をやりたいか、何にコミットしたいのか、というのがポッカリ抜けているんです。
WhereとHowは決まっているのですが、肝心なWhatが決まっていないという変な状況。

考えても仕様がないので、とりあえず動こうということで、
東南アジアで起業だったり、事業の海外進出だったり、ゼロイチなことをしている人達に片っ端から会いに行くことにしました。
日本人、外国人問わず、できるだけ多くのゼロイチな人に会うつもりです。
また会った人にはインタビューをして、聞いた話をまとめて、新しく作ったブログに発信する予定です。
いまの僕と同じようにモヤモヤしている人が読んで、少しでも役にたてば社会的に意義もあるかなと思うので。

仕事もせずブラブラして学生みたいですが、
自分の直感が「いまはこれをやるべき」と言っているので、もうどうしようもないです。
一先ず走る方向は決まったので、後はひたすら前に進むだけです。

プロジェクトのウェブサイトはこちらです。
まだ何もないですが、随時アップ予定です!

Wednesday, January 23, 2013

退職報告


遅らせばせながらですが、12月31日付けで2年半お世話になったVoyage Groupを退職しました。
先週日本に帰ってきて、いまは日中は寒すぎなので家に閉じこもって悶々と考えごとをし、夜はできるだけ人と会って過ごしています。

Facebookに書いた退職の報告
【ご報告】12月31日付で約3年間お世話になったVoyageGroup、及びResearch Panel Asiaを卒業します。本日が最終出社日になります。
2010年に新卒でVoyage Groupに入社し、配属から数日でフィリピン赴任が決定。当初はオフィスも何もない状態から始まり、メンバーの採用、教育、労務、総務、オペレーションの仕組み作りまで、チームの立ち上げに関わる殆どのことを経験させて頂きました。また2年半のフィリピンでのチーム運営を通して「海外で現地スタッフをマネジメントする」ことを、いろいろ痛い目に遭いながらも学ばせて頂きました。いまでは25人の優秀なメンバーがシフト制で24時間オペレーションを回しています。自分で言うのもなんですが本当にいいチームです。
未熟な自分に機会を与えて頂き、また辛抱強くサポートをして下さったVoyage Group関係者の皆様には本当に感謝しております。
次に何をするかここで宣言できればいいのですが、本当に何も決まっていません。ただ、アジアのどこかでワクワクすることをやっていこうとは思っています。
1月に日本に帰国予定なので、暫くお会いできていなかった皆様にご挨拶できればと思います。今後ともよろしくお願い致します。

次のステップですが、ありがたいことに数社から声をかけてもらっているのですが、
具体的に何をするかは退職して数週間経ったいまでも決まっておらず、
「仕事がしたい!」という衝動にかられながら、
「そもそも何で仕事しなきゃいけないんだ」という矛盾に挟まれて、
結局何も決められてない現状です。

ただこうやって悩める時間があるのも贅沢なことですよね。
日々の業務に忙殺されたり、家族・子供がいたりすると、こういう時間の使い方もできないですからね。
いいチャンスなので、じっくり自分の納得がいくまで考えようかと思います。

Tuesday, October 30, 2012

書くことは、考えること

ここ最近は立ち上げの時と違い、
日常にそこまでアップダウンがなくなってきたこともあり(よい意味で)、ブログを書く頻度がかなり少なくなってきました。

そんなときに、尊敬する人のブログの中にあった「書くことは、考えること」という言葉を見つけてグサッときました。ホントそうだなと。

書くことは、考えること。
考えることは、自分を見つめること。

ブログ再開します。

Sunday, October 21, 2012

【書籍】WorkShift

久しぶりのブログ更新。
今月は日本出張が2週連続であったり、
フィリピンで披露宴の司会したり、誕生日だったり、
盛りだくさんでした。

27歳になり、もう若いなんていってられない歳になったこともあり、
ここ最近考えることも多く、自分のノートにグリグリ書きなぐってました。
このブログにはその清書書きというか、
自分の考えをしっかり形にまとめるために記事を書いていこうと思います。

はい。それで今回は久しぶりの本のレビュー。
最近ネットで話題のWorkshiftをミーハーにも購入したのですが、
読んでみると「未来の働き方」という抽象的なテーマが、
しっかりとした骨組みでまとめられていて、非常に読み応えのある内容でした。



本書は、
「未来の働き方を変える5つの要因」

「未来の働き方に適応するための3つのシフト」
という仮説とそれに基づく提言を中心に構成されています。
*未来=本書では2025年の設定)

「たぶん未来はこんな感じに変わっていくだろうから、
 私達はこんな感じに適応していかないと不幸になってしまうよ」
という感じの論調でした。

未来の働き方を変える5つの要因
1. テクノロジーの進化
2. グローバル化の進展
3. 人口構成の変化と長寿化
4. 社会の変化
5. エネルギー、環境問題の深刻化


未来の働き方に適応するための3つのシフト
1. ゼネラリストから連続スペシャリストへ
2. 孤独な競争から教職して起こすイノベーションへ
3. 大量消費から情熱を傾けられる経験へ


印象的だったのが、
クラウド、ソーシャル、モバイルなどのテクノロジーが進化し、
競争の場もグローバルな舞台へと移っていくことで、
生き残っていく会社は、「メガ大企業」とニッチ市場を狙う「ミニ起業家」に二分されていくだろうという話。

後者の選択肢を選ぶ場合は特に、
ニーズがあり、且つ代替の利かない専門的スキルを複数身につけ、
グローバルな市場で活躍できることをうまくセルフマーケティングし、
そして、いざという時の味方、信頼できる仲間を多く持っている、
といった「武器」を磨き続けることがサバイバルの鍵となる、とのことでした。

また、ミニ起業家コースを選んだ場合、
加速する大量消費、競争という流れから「降りる」ことも可能だと著者は言っています。

給料を稼ぐ→消費する→幸せになる
という従来の方程式を見つめ直し、
消費ではなく、社会活動などやりがいのある経験を重視することで、
幸せな生活を確保するという人も増えていくとのことです。
最近の日本ではノマド、NPOなどが注目を浴びていて、
まさにこのシフトが起きているんではないでしょうか。

どの選択肢をとるにしても、
今後はグローバルな市場で、個人の能力でサバイブしていくことになります。
漠然とその場の流れに乗るのではなく、
未来はこうなるという仮説を持つことで、
主体的に自分の働き方を選んでいく必要がありますね。


これ意外で印象的だった内容を以下にまとめておきます。
・専門的なスキルを持つにはそのことに10,000時間は費やす必要がある
・専門技能を選ぶ判断軸(価値を生み出すのか、希少性はあるか、真似されにくいか)
・人間は自分の行動の総和にほかならず、意義のある人生を送れるかは、意義のある仕事ができるかに大きく左右される(ジャンポール・サルトル)
・新しい専門技能を身につける際、大切なのは自分に本当にそれができるか実験をすること
・前に大きく跳躍するためには、跳ぶ前に一歩下がらないといけない
・カリヨンツリー型のキャリアを描く(キャリアギャップの有効活用)
・仕事に刻印をつける(パフォーマンスを記録する、Linkedin)
・ポッセのメンバーを引きつけるには自分が積極的に「発信」する必要がある
・選択肢が広がることの恩恵に浴するためには、自分がどういう人間でありたいのか、そして恩恵と引き換えに何を諦める覚悟があるかについて、厳しい選択をしなければならない
・私達一人ひとりにとっての課題は、明確な意図を持って職業生活を送ることだ



Tuesday, August 7, 2012

プロフェッショナル


ここ最近数週間、マニラでは毎日のように雨が続いていて、
昨日からついに洪水のニュースがあちこちでされ始めました。
雨季のマニラではよくあることなのですが、
今回は死者がでるくらい被害は大きいです。

政府からの発表で今日は特別休日になり、
マニラ首都圏の大半の学校と会社が休みになっています。

ただ、うちはクライアントが海外ですし、
オペレーションを24時間止めるわけにはいかないので、
スタッフには通常通りの出勤してもらってます。

洪水のニュースを見ながら仕事中

家が浸水したり、
会社に行く途中の道が洪水だったりと、
出社できないスタッフもいるのですが、
スタッフの何名もがずぶ濡れになりながら続々と会社に出社してくれました。

洪水対策だそうです笑

こんな状況でも誰も文句を言わず(少なくとも英語では)、
24時間オペレーションを回すことを自分達の仕事として当たり前に対応してくれています。
2年前の立ち上げのときには考えられない光景です。

昔はどうやったらスタッフが責任感を持ってくれるのか、
プロフェッショナルとして働いてくれるのか、
スタッフにレクチャーをしたり、僕自身ほかの会社の人に相談したり、悩んでた時期がありました。

でも、今日こうやって自分達のするべきことを当たり前のように責任を持って仕事している姿を見て、
僕は彼女たちのプロフェッショナリズムを感じました。
しかも、新しいスタッフ達もそうするべきなんだと先輩スタッフを倣って黙々と仕事をしています。

小手先のトレーニングなんかではなく、
スタッフの話を真摯に聞いて、
毎日顔を突き合わせて議論してきた結果、
こういった会社のカルチャーとして出来上がってきているんだと感じました。
感慨深いですね。


まだ雨は続いていて、スタッフの殆どがオフィスに泊まり込みです。
僕は道が問題ないので自分の家に帰りますが、明日はなるべく早く来ないとですね。
うちのスタッフは本当に頼りになります。