Saturday, November 13, 2010

サンディエゴ出張



サンディエゴに行ってきた。出張で。
約1年ぶりのアメリカだったんだけど、やっぱり西海岸はいい!
突き抜けるくらいの青空にカラっとした空気。
思いのほか寒かったけど、ああいう気候の街は住んでて気持ちいいんだろうな。


今回、サンディエゴ滞在の目的は、
IIRというMarket Research業界ではアメリカ最大のカンファレンスに参加するため。
参加だけでなく自社のブースも出して、
新規顧客開拓、自社アピール、業界の人とのネットワーキングを中心にしてきた。




自分自身、海外のカンファレンス参加とか初めてだし、
そもそも営業のトレーニングすら受けてない状況なのに、
こういうところにボーンと放り込まれて、
「ひたすらブース回ってうちのアピールしてきて」なんて言われるのもベンチャーならではだよね。


見た感じでは、カンファレンスの参加者の8割以上が白人で、
名刺をもらった人の肩書きもCEOとかSenior Managerとかばっかり。
典型的なアメリカの上位階級コミュニティって感じだった。
そこを童顔なアジア人の僕が、
日本から持ってきたお菓子と愛嬌を全力で配りながらゴリゴリと営業してきた。



自分相当場違いだなと思いつつも、
カンファレンスで話した人はみんないい人達で、業界について逆に教えてくれる人なんかもいたりした。
海外営業をやるのに正直ビビッてた自分としては、
「おっ、意外といけんじゃん」というのが今回のアメリカ出張での感想。
カンファレンスはネットワーキングが主だし、
実際の営業はもっと難しいんだろうけど、何となく今回の出張で今後自分がやることのイメージはできるようになったかな。

営業の仕方について思ったのが、完全なるイメージだけど日本の営業って、
敬語とかの言葉遣いから、上座下座とかの気遣いまで、
何かといろいろと気にしなきゃいけないことがたくさんある。
日本で営業するというのは、うまくお客さんとの良い関係を保ちつつ、
何度も会社訪問して、商品をじわりじわりと売っていくイメージ。

でも、アメリカの営業って、言葉遣いも、気遣いもそこまで関係なく、
CEOもAssistant Managerも関係なく誰もがフランクに付き合っている。
大切なのは、自社の持っているValueは何なのかを明らかにすること。
それを誰もが猛烈にアピールしようとするし、聞いている人はそれを必死に聞き出そうとする。
そもそも会社同士が地理的に遠いから、関係性作りの営業というのがしづらくて、
こういうドライだけど本質的なアプローチになるのかなと思う。

日本はクライアントとのRelationshipが営業の肝だけど、
アメリカでは自社のValue Propositionがしっかり語れるかが営業の本質だなと思った。


今年は年末いっぱいまでフィリピンで、オペレーションセンター安定稼動の最終調整をして、
来年の2月からアメリカ LAオフィスで働きだす。

このValueって言葉、これからの自分にとって凄く大切な考え方だと思う。
自社の提供できる「価値」は何なのか?
自分自身がビジネスマンとして生み出せる「価値」は何なのか?
もっと深掘って考えないと。

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